米ニューヨーク州の裁判所は6日、トランプ前大統領が再び法廷侮辱をしたと判断し、1千ドル(約15万4千円)の罰金を支払うよう命じた。4月30日にも同様の理由で9千ドル(約139万円)の罰金を科していた。しかし罰金だけでは口を閉ざす抑止にはならないとし、今後は収監も辞さない可能性を示した。
- トランプ氏が法廷で裁かれる「口止め料事件」とは 裁判の要点を解説
【初回①から読む】歴史的な裁判で前大統領は目を閉じて…記者が見た「トランプ法廷」
米国の大統領経験者として、初めて刑事訴追されたトランプ氏。コラム「トランプ法廷」では、前代未聞の 裁判が映し出すものを随時、現場から報告していきます。
裁判所では現在、トランプ氏がかつての不倫相手への「口止め料」を支払い、隠すために業務記録を偽造したとされる事件の審理が続いている。公判前からトランプ氏には、法廷外で証人や、関係者の家族らについて言及することを禁じる「ギャグ・オーダー(箝口令=かんこうれい)」が発せられていた。
検察は今回、4月22~25日の間に報道陣へのインタビューなどで4回にわたって違反があったと申し立てていた。そのうちの1件のインタビューで「狂ったように裁判を急いでいる。(選ばれた)陪審員の95%が民主党議員だ」などと語ったことが違反と認定された。5月10日までに支払う必要がある。
マーシャン判事は発表文で「…